平成26年08月08日
●文化庁の「文化財建造物修理講習会」に参加しました
当社代表の三浦藤夫は7月31日・8月1日の2日間、横手市で開かれた文化庁主催による「平成26年度登録有形文化財建造物修理関係者等講習会」に参加してきました。同講習会には全国から130人が参加し、本県からも行政及び民間人8名が参加しました。
初日は、工学院大学の後藤治教授による「歴史的建造物の保存と活用について」の講演のほか、横手市の文化保護課石田正明学芸員から「横手市の登録文化財と伝統的建造物群保護地区」についての事例発表、2日目は建築装飾技術史研究所の窪寺茂所長による「対峙する文化と文明?文化の連続性を踏まえた修理の方法論」、盛岡設計同人渡辺敏男社長による「未登録文化の保護と活用」について講義を受けたあと、「横手市増田伝統的建造物群保護地区」を見学してきました。
当社の三浦は、「文化財は見せるばかりではなく、その活用が考えていくことが大事で、そのことによって、まち並みが良い方向に変わっていくのではないか」話していました。また、文化財建造物は全部を修理するのではなく、元の部分はシッカリと遺すことが大切だとも話しています。当社も多くの文化財が後世に遺るよう文化財の保護と活用に尽力したいと思っています。
■横手市増田伝統的建造物群保存地区
http://www.city.yokote.lg.jp/denken/page000004.html
平成26年07月26日
●伊達郡国見町・阿部邸改築工事が完了しました
国見町で今年2件目となりました阿部邸改築工事が6月末で完了いたしました。今年3月に同町の安達邸改築工事を終了し、引き続き工事に取りかかり、この度の完成となりました。
阿部邸規模は、木造2階建て延べ203.53平方メートル。サッシ・屋根の一部と形状変更で外壁、台所・風呂・トイレ・洗面所等の水回り工事、壁塗替工事を行いました。当社は古民家再生や数寄屋造りだけではなく、一般住宅にもこれらの技術を活かして、東日本大震災で被害に遭われました皆様の家々の原状回復にも取り組んでおります。ぜひ、お声をかけて戴ければ幸いです。ご希望の方には現地をご案内いたしますのでお気軽にご連絡をお願いします。
平成26年07月24日
●「旧家を活かす会」の活動が新聞で紹介されました
福島市周辺で旧家や古民家を保有する人々が募って結成した「ふくしまの旧家を活かす会」が1年の試行錯誤を繰り返し、今年6月に正式に発足することが出来ました。東日本大震災による建物被災はどの保有者にとっても「解体か、保存か」で多くの悩みを 抱えてしまいました。
思えば、震災後に瀬上町の嶋貫本家の島貫倫様から「ぜひ、保有者の会を結成して、悩みを共有したいですね」というお手紙を頂戴してから2年近くなりますが、保有者の皆さんや支援者の人々によって、この日を迎えました。
結成1年と正式発足を迎えたことで、7月22日に一年前と同じ場所である嶋貫邸であらためて発足を皆さんでお祝いしました。当会の会長に選任されました島貫倫会長のあいさつの後、当社の三浦藤夫が乾杯の音頭を執り、今後の方針などを参加者の皆さんと話し合いながら、楽しく歓談しました。当日は福島民報、福島民友の記者さんたちが取材に来られ、記事として紹介されました。これからも、行政と連携をとりながら活動を広げたいと思っています。(写真は7月24日付の福島民報の記事です)
平成26年07月01日
●ヘルテージマネージャー育成者の講師を務めました
地域に根ざした歴史的、文化的価値のある建造物を福島県内に遺そうとする取り組みが、東日本大震災後に急速な高まりました。残念なことに我が住む福島市内からも多くの文化的価値のある建造物が崩壊の危機に晒されています。それらの中から、一つでも多くの建造物を保全活用することが県民からも市民からも地良く望まれてきました。
この要請に応えるためには、「歴史的建造物等の発掘、意義付け、保全活用設計や相談を行う専門家の育成」が急務となりました。その専門家となるのが「ヘリテージマネージャー(歴史文化遺産活用推進員)」の存在です。その推進者を育てるためのプログラムの講師を昨年から委託され、教育に当たっています。第2回目となる6月28日は、「歴史的建造物の保存修復」について講義を担当しました。
プログラムは①大工の覚え②福島市堀切邸の修理③福島市なかむらや旅館の修復④国見町奥山家住宅及び洋館の修理⑤福島市矢吹家住宅の修理について行いました、幸いにもすべての修理を当社で請け負いましたので、丁寧に説明が出来ました。また今月12日の第3回目は「木造伝統構法演習」として①在来工法の継ぎ手と仕口(軸組模型演習)②道具使用実習③安藤大工工具館見学などを行う予定です。
平成26年06月28日
●クリナップと『水回りリフォームフェア』を開催しましたた
当社は6月15日、福島駅西口のクリナップ福島ショールームさんの協力を頂き、同ショールームで『春の水回り工房リフォームフェア2014』を開催しました。10時の開始とともに、日頃から御世話になっていますお得意様を始めお客様の多くの皆様にお越し頂きました。会場には新築や増改築の際に欠かすことの出来ない最新のシステムキッチン、システムバス等の設備機器を展示しました。
また、当日は「飾り巻き寿司教室」が開かれ佐藤久子先生の指導で作って、食べて楽しいひとときを過ごして戴きました。
平成26年06月24日
●福島市のバスツアー「古民家めぐり」の講師を務めました
福島市は6月21日、一般市民を対称に企画した"ふれあい講座 バスツアー『古民家めぐり』を実施しました。この企画には、多く9の申込が殺到し、その中から選ばれた25人が市内の建築文化財である『嶋貫家』を始め『旧堀切邸(十間蔵)』、『ほりえや』、『佐藤家』、『旧佐久間邸』、そして『矢吹邸』を見学しました。この企画は当社代表が副会長を務める「ふくしまの旧家を活かす会」が全面協力しました。当社の三浦はこのツアーの講師を務め建築の構造や工法等について解説を担当しました。嶋貫家では、当主の島貫裕行さんと倫さん、佐藤家では当主の佐藤利男さん、旧佐久間邸では元保有者の佐久間賢一郞さん、矢吹邸では当主の矢吹友市郎・弘子ご夫妻らが当家の歴史と家系、現存する文化財の数々について説明を担当されました。皆様は当社代表と同じ「ふくしまの旧家を活かす会」の役員及び会員の方々でもあります。皆さんは少しでも後世に"我が家"を遺したいと頑張っておられます。ツアーに参加した皆さんは「福島市内にも素晴らしい家が遺っているんですね」と感心されていたそうです。「これからもこうした企画は続けたい」と当社の三浦は話していました。同行取材には同じく会員のメディアネットプランの富田正廣さんが担当されました。
■ 詳しくはこちらをご覧ください
福島市が初のバスツアー『古民家めぐり』を開催
http://www.medianetplan.com/2014/014.html
平成26年05月27日
●「国見町歴史的建造物調査」の一員として参加しました
当社代表の三浦藤夫は25日、国見町の「歴史的建造物調査」の一員として悉皆調査(しっかい・ちょうさ=一つ残らず全部)に携わってきました。これは、町内の50年以上の建築物を対象に行われたもので、建造物の変遷と特徴から、国見の独自性について検討を行うための基礎資料となるものです。調査には国見町企画情報課歴史まちづくり推進室職員を始め、県建築指導課、県の建築外郭団体、郡山女子大講師等6名で行われました。
調査内容は町内の歴史建造物の分布状況及び内容の外観からの確認をおこなうもので、旧宿場である藤田、貝田、小坂地区のほか、住宅・商店等の木造建築、石蔵・住居・石塀等の石造建築物を対称に行い、午後4時から調査内容の精査と打ち合わせを行いました。
当社の三浦は「国見町のように自分たちの住むマチの歴史に積極的に取り組むことは大切なこと。少しでも歴史の町が遺る取り組みに協力していきたい」と話していました。
町では、6月8日(日)に観月台文化センターにおいて「歴史を活かした国見町のまちづくり」と題するシンポジウムを開催するとのことです。ぜひ、聴講されてはいかがでしょうか。
平成26年05月20日
●伊達郡国見町の阿部邸改築工事が進んでいます
今年3月に国見町の安達邸改築工事が終わったと同時に、同じ国見町の阿部邸の改築工事を行うことになりました。有り難いことで、施主の阿部様には安達邸の施工中に当社を「見初めて」頂きました。良い仕事をすることが皆様から認めていただけることをあらためて実感しているところです。
阿部邸は木造2階建て延べ203.53平方メートルの規模で、サッシ・屋根の一部と形状変更の外壁工事及び台所・風呂・トイレ・洗面所の水回り工事、さらに壁の塗り替え工事を行っています。阿部邸も安達邸と同じく東日本大震災で被害に遭われたとのことです。6月末の完成を目指して工事を進めています。お近くの方は施工中の阿部邸を始め完成した安達邸をご案内いたしますのでお気軽にご連絡ください。お待ちしております。
平成26年05月19日
●国見町・安達邸改修工事完成を『動画』でアップ!
皆様にはこれまでも、当社が施工しました工事現場を写真でご紹介してきましたがこの度、当社では初めてとなる「動画」による撮影を庭園工事もほぼ完了した国見町「安達邸」で行いました。
写真では部分的な面の紹介になりますが、動画による一連の流れから、全体像がリアルにご覧頂けると思います。庭からの外観紹介と玄関先から家の中全体の紹介をさせていただきます。 当社は古民家や旧家の復元や改修・改装だけてはなく、一般住宅の改修工事も積極的に行っております。
安達邸は、築45年ほどですが、先の東日本大震災で大きな被害を受けました。特に国見町は県内でも最も被害の大きかった地区です。国見町では、被害住宅の約70%が解体の道を辿りましたが、お施主様の「復元」という強い要望で、当社を選んで頂きました。どうぞ、復元した安達邸を動画でご覧ください。また、「お宅拝見インタビュー」のコーナーもご覧頂ければ幸いです。
http://www.shinsukiya.jp/interview/20150519/index.html
※この動画は、YouTubeにアップロードされています。
検索『 福島市 三浦工匠店 東日本大震災からの復活 安達邸動画 』
平成26年04月11日
●福島市飯坂町の大橋邸新築工事が完成しました
昨年10月から安達邸改修工事同様に工事を進め行きました福島市飯坂町の大橋邸が同じく今年3月末に完成の運びとなりました。
屋根は日本瓦、外見は1階がシラス、2階が漆喰、壁内部の天井・壁は全漆喰で仕上げました。1階は居間、台所、和室、水回り、2階が子ども部屋、寝室、吹き抜けの構造になっています。福島の県産材である杉を96%使用したエコポイント住宅です。当社は古民家や旧家の改修や修復の技術も一般住宅に活かして工事を進めています。
平成26年04月09日
●伊達郡国見町の安達邸改修工事が完成しました
昨年10月から改修工事を進めていました伊達郡国見町の安達邸がこのほど全工事が終了しました。木造2階建て161.65平方メートルの改修工事は、屋根にガルバリウム鋼板を一部使用した"いぶし瓦"に葺き替え、外壁にはモルタル弾性リシン吹付を行い外観は純和風に仕上がりました。内部には杉をふんだんに使って落ち着きのある室内が完成しました。近日には外観と内部を動画でお見せできるようにいたします。せび、ご覧ください。
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