県立福島工業高校からの依頼により、当社代表の三浦藤夫が9月17日、「数寄屋づくりと茶室の心」について建築科2年生のクラスで講義を行ってきました。三浦は生徒の皆さんに対し、「数寄屋づくりは、木造の良さと建築という究極の素晴らしさを教えてくれます。また、茶室は日本の伝統がギッシリと詰まった建築工法であり、何時の日が、これが茶室だと言える物を造ることが私の夢ですが、今日は数寄屋づくりの原点を少しでも学んで貰えたら有り難いと思います」とあいさつをしました。その後、1時間にわたって、数寄屋づくりの心がけや古民家再生、そして茶室の心について話をさせていただきました。
また、当社がこれまで手掛けた数寄屋住宅、古民家再生、茶室等をスライドを使って紹介しました。特に三浦は傑作だけでなく失敗作についても触れましたが、「建築をめざす皆さんは、まず多くの建築物に触れてみることがいちばん大切です」とアドバイスを送りました。
2時間目と3時間目は実践に入りました。同社の三浦慶顕と共に、鉋(かんな)掛け、手斧(ておの)、模型というローションを組んで実際の道具を使って体験しました。生徒の皆さんが、自ら進んで挑戦する姿勢に「将来が楽しみな生徒さんがたくさんいた」と喜んでいました。来月は1年生に木材について、11月は3年生に日本の住宅について講義する予定です。
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