ホーム > 我が社のこだわり
日本古来の伝統芸術とも言える「数寄屋造り」は足利時代から安土・桃山時代にかけて、“茶道の開山”と呼ばれた村田珠光や武野紹鴎を師と仰いだ、茶人、千利休によって完成されたと言われております。
現存する唯一、千利休の作と言われているものに、山崎にある「妙喜庵侍庵」があります。私も何度か拝見させて頂きましたが、素朴な中にも枯、侘び、さびの極地に作者の刀の冴が強く感じられる建築でした。単産して耳を澄ますと自然界の音色が心
に響き、気持ち良い空間がそこにはありました。二十数年前の事になりますが、いまでもはっきりと眼の奥に焼きついております。代表的な数奇屋造りは、私観的ですが、桂離宮修学院離宮、仙洞御所、寺院茶室、三渓園、建築群、宗家茶室等、その他にも料亭、遊郭、旅館等、数多く上げられます。
さて、現本数奇屋はどのように受け継がれてきたのでしょうか。抹茶流の茶室や煎茶流の茶室と料亭、遊郭、旅館などの洗練された意匠を随所に取り入れた建物と言うことになるのではないでしょうか。当社の私達がめざす住まいづくりとは、地域の気候風土にあった住まい、そこに住まわれる方々の生活様式を伝統の持つ重みの中に、数奇屋の意匠を取り込んだ「新数奇屋造り」という型で取り組んでいます。
めまぐるしく変化を繰り返す社会情勢や経済、生活様式など、その中で人間はたくましく生きていかねばなりません。明日の活力を与えてくれるのが「ホンモノの住まい」ではないでしようか。無垢の乾燥材を適材適所に使い、体に良い材料で仕上げていく事で、体も心も安らげるのだと思います。お客様の満足度100%に応えるため、これからも良心的な邸宅造りに社員ともども取り組んで参りたいと考えています。
|
代表取締役 三浦藤夫
|
|
|
営業時間 AM 9:00 - PM 5:00 (祝祭日休み)
|