福島市南矢野目の遠藤邸  

広々とした茶の間と畳敷きの広縁が私の自慢

福島市南矢野目の福島サティー北側に昨年、純和風造りの遠藤邸が完成した。ご主人の遠藤さんと奥様に完成後の住み心地や新築の際のこだわりなどについてお話を伺った。遠藤さんは昭和46年に福島市平野から、現在の地に移り住んで既に35年が経った。約400坪ある土地に、48坪の木造平屋建ての落ち着く典型的な日本家屋を新築した。遠藤さんの新築にあたってのこだわりは3つある。まずは、風通しがよく、日差しがサンサンと当たる広々とした茶の間を造ること。次ぎに、朝起きれば朝陽がサンサンと射す寝室であること。最後に寝室からトイレ、浴室、洗面所と1日の生活がリズムカルに流れていくことである。
(写真は茶の間でくつろぐ遠藤ご夫妻)
「やはり、茶の間は一日の大半を過ごす場所ですから、広々として一日中、陽が射すことが大切です。いちばんこだわったつもりです。その点、大黒柱3本を使ったこの部屋から、南側に4尺5寸ある畳敷きの広縁は、訪ねた人たちも羨ましく思ってくれますね。また、朝起きたらまずはトイレ、洗面所、そして台所、さらには浴室と毎日の生活リズムは大切ですから、すべてが点ではなくて線で結ばれていなければと思います。その点と点を繋ぐ線が廊下ということになります。八畳間2部屋と茶の間、そして浴室、台所などは、回廊のような廊下で結ばれてますから、部屋の中を通り抜けることはありませんね。私も女房もこの造りに十分満足しています」と話してくれた。その奥さまも、「私も主人と同じく大変満足しています。特に茶の間は日当たりが良いので、冬でも午後の3時ごろまで、南側の廊下で茶飲みをしますが、冬の光熱費も大夫節約できているのではないでしようか。また、10畳以上ある台所や浴室、トイレなども広々としていますから気持ちがいいですよ」と満足の様子。


北側もすべて廊下で結ばれている

将来は伊達市に住む娘さん夫婦が同居する予定で、いずれは2階を増築する計画だが、それはすでに新築の際に設計に盛り込んでいるという。最後に三浦工匠店を選んだだわけを訪ねましたら、「知人が三浦さんを知っていました。その方が、『三浦さんは、仕事が丁寧で間違いのない仕事をする人だから』ということで紹介されました。その評判通りで、こちらの考え通りに仕上げていただきました。この家にとても満足しています」とのお褒めの言葉を頂きました。遠藤さんと奥様ありがとうございました。(取材協力:ネットマガジン・建設メディア)

南側外観


落ち着きある純和風の室内


広々とした茶の間から南側広縁

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